現代アート・現代美術のスマートアート

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美学者母の現代アート・現代美術作品

「スマートアート宣言」

現代アート・現代美術、美学者母の活動業績(ポートフォリオ)

 

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「スマートアート宣言」概要

「スマートアート宣言」概要 まず「スマートアート宣言」の起点となった人物、 それは正しくアップル創業者スティーブ・ジョブズである。 彼はテクノロジーを使って、人々の心を豊かにした。 そればかりでなく、社会の在り方そのものを変えた。 まさに、パラダイムシフトを起こし革命者となったのだ。 この事は時代を変えた。 この先何百年経とうとこの革命は語り継がれていくだろう。 しかしアートもまた、 そのような時代を変革しパラダイムシフトを起こした時代があった。 それはアートがこの世界に生まれた時、 人間がアートを手に入れた時。 それは人間の思考がパラレルプロセシングを可能にした時である。 私は並列思考の獲得こそ人間がアートを手に入れた時だと考えている。 人間がパラレルプロセシングを獲得すると同時に革命が起こった。 それまでは全く進化していなかったあらゆる道具が進化をし始めたのだ。 その進化のスピードはそれまでの人類には考えられないスピードで進んだ。 それを可能にしたのが正に「心の豊さ」すなわち「アート」なのだ。 私たち人間はパラレルプロセシングを獲得し、 「心の豊さ」すなわち「アート」を生み出し、 様々なモノの複雑性を可能にし、組み合わせを考え、 「創造性」で革命を起こしたのだ。 これは現代のテクノロジーの起こした革命の遥か昔の話だ。 アートは複雑性を可能にすることでパラダイムシフトを起こしたのだ。 しかし、皮肉にも現代においてテクノロジーはその複雑性を捨て去る事で、 テクノロジーによる革命を起こし、パラダイムシフトを可能にした。 この事は何を意味しているのだろうか。 ある意味これは人間においての複雑性の臨界点に達しているのではないか。 テクノロジーにおいても、 その複雑性を理解できる者は極僅かな人間に限られるようになり、 またそれを扱える人間も極僅かな人間に限られた。 これは人間においての複雑性の臨界点、すなわち進化の停滞に他ならない。 人間の進化をさらに進めるにはどうするべきであるか、 その点においてスティーブ・ジョブズはアートすなわち創造性を逆説的に応用したのだ。 複雑性を獲得した創造性を利用し、その複雑性を単純性により利用する。 これが、まさしくスティーブ・ジョブズが起こした革命の根本的原理なのだ。 そもそも、創造性とは複雑性を手に入れた根本的原理なのだ。 それを逆説的に単純性へ利用した、まさしくパラダイムシフトなのである。 具体的には、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)やマウス、スマートデバイスなどだ。 話をアートに向けてみよう、 アートもまた、人間がパラレルプロセシングを獲得し心の豊かさを持ち創造性を駆使し、 複雑性の追求が加速し、いつしかその複雑性は極限状態に到達している。 その複雑性を理解できる者は極僅かな人間に限られるようになり、 またそれを扱える人間も極僅かな人間に限られている。 しかしアートはまだその複雑性の追求を辞めようとはしていない。 これはある種人間の進化の上では非常に不利益な事だと考えるのが自然だ。 人類全体の進化を考える上でとるべき方法論は一つしか無い。 アートの複雑性もテクノロジー同様に臨界点に達しているのである、 そしてアートもスティーブ・ジョブズが起こした革命同様に、 創造性を逆説的に応用し、複雑性を獲得した創造性を利用し、 その複雑性を単純性により利用する。 これが人類全体の進化を考える上でとるべき方法論だ、 この事がアートがさらに進化する上では避けては通れない道なのだ。 アートは複雑性の臨界点に既に到達している。 私たちアーティストはテクノロジーから学ぶべきだ。 その複雑性を極僅かな限られた人間の利益や幸福だけに利用するべきではない。 人類全体の進化、より多くの人間の利益や幸福の為に利用すべきなのだ。 それはアートにおいても、テクノロジーでスティーブ・ジョブズが行った様に、 複雑性を単純性により利用するという革命を起こさなければならない。 しかしアートにおいて、スティーブ・ジョブズなどよりももっと早く、 そのような事に挑戦したアーティストは数多くいる。 その中でもマルセル・デュシャンは名前を挙げておきたい。 マルセル・デュシャンは最も尊敬すべきアーティストの内の一人だ。 しかし彼の革命は上手くいかなかったのだ。 複雑性を単純性により利用するという挑戦を試みた、 しかし、逆にアートはより難解であると受け取られ、より複雑性を増す事になった。 この失敗は今回の「スマートアート宣言」に活かさなければならない。 その教訓を生かしたいと思い「スマートアート宣言」に記述した文面がこれだ。 「アーティストは様々なデバイスから最善なデバイスを選択し、 よりスマートなユーザーインターフェイスを実現し、 最高のユーザーエクスペリエンスを実現しなくてはならない。 そして、そのユーザーエクスペリエンスを実現すれば、 アートは確固たる市民権を獲得できるのだ。」 マルセル・デュシャンは、 最善なデバイスを選択しスマートなユーザーインターフェイスを実現した。 しかし、最後に一番大切なものを実現できなかったのだ。 それがユーザーエクスペリエンスである。 私は確信した、アートが進化する唯一の方法を。 ユーザーエクスペリエンスの追求にこそアートの未来があるのである。

2014年9月1日 美学者母